会長挨拶 2026年(令和8年)度の活動について

公益社団法人銀鈴会 会長 渡邊 操

 

 会員の皆さま、賛助会員の皆さま、平素より公益社団法人銀鈴会の活動にご協力を賜り、誠にありがとうございます。銀鈴会も一昨年に70周年を迎えることができました。このように長きにわたって活動できますのも、皆さま方の深いご理解と温かいご支援、ご尽力の賜物であります。心より感謝、御礼を申し上げます。

 

 さて、2026年度の主要な活動についてですが、今年も例年通り、6月の定期総会と声の祭典(日喉連東日本ブロック共催で今年はカラオケ大会です)を開催します。カラオケ大会は東日本ブロック11都県から予選で選ばれた代表が出場します。歌自慢の選手たちが日々の努力の成果を発表し、お互いに刺激的な貴重な機会となりますので、ぜひぜひたくさんの方にご参加、ご参集をお願いしたいと思います。昨年はスピーチ大会でのアトラクションに、舌癌で声帯と舌を失ったプロのフルート奏者・羽賀紀子様が熱い演奏を披露してくださり、会場に感動を広げてくださいました。本年も新たなる出演者を予定していますので乞うご期待ください。

 

 また、9月から10月にかけては日喉連東日本ブロック発声訓練士養成事業研修会を予定しています。本年は栃木県喉摘会の担当で、栃木県宇都宮市で開催される予定です。本年の研修会は11月に行われる第13回全国喉摘者発声大会の予選会も兼ねて行われます。そして年が明けて2月には第13回スピーチ発表会と第46回目を迎える家族座談会を開催します。

 

 銀鈴会は、喉頭摘出を経験された方々が、再び自分らしい声と生活を取り戻し、社会の中で安心して暮らしていけることを願い、活動を続けてまいりました。声を失うという大きな出来事は、身体的な変化のみならず、心にも大きな影響を与えます。しかし、同じ経験をした仲間と出会い、支え合い、励まし合うことで、再び前を向いて歩み出す力が生まれることを、私たちはこれまで何度も目にしてきました。この教室の運営こそが銀鈴会の魂だと思います。

 

 銀鈴会の主たる目的である、日々の発声教室の充実にも引き続き頑張ってまいります。 そのために、教室を卒業された方々には「声友クラブ」並びに「ELクラブ」への参加をお願いしておりますが、このほか、新入会員や既存の会員、卒業した会員、並びにご家族さんかでいろいろな交流会ができるような企画を検討していきます。その第一歩が昨年末に行われた「大忘年会」でした。先輩後輩訓練士の壁を取り払っての交流が無事に行われましたこと安堵しました。次にむけては旅行会なども企画しておりますので、大勢の皆さまに参加を呼び掛けていきたいと思っております。

 

 本年は、これまで大切にしてきた「仲間に寄り添う姿勢」を変わることなく守りながら、より多くの方に銀鈴会の存在を知っていただくための情報発信や、初心者の方が安心して参加できる環境づくりに、より一層力を注いでまいります。また、発声訓練士の育成や若い世代への継承にも目を向け、銀鈴会の活動が次の世代へと確実につながっていくよう努めてまいりたいと考えております。

 

 喉頭摘出という経験は、決して一人で抱え込むものではありません。銀鈴会は、会員一人ひとりが主役であり、互いを尊重し合いながら共に歩む場所です。初めて教室の扉を開いたときの不安な気持ち、初めて声が出たときの喜び、そのすべてを分かち合える仲間がいることが、何よりの力になると信じています。

 

 結びにあたり、会員の皆さま、賛助会員の皆さま、そしてご家族の皆さまにとりまして、心身ともに健やかで、穏やかな一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

 

 本年も銀鈴会は、会員の皆さま、ご家族の皆さまと共に歩み続けてまいります。これからも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。