銀鈴会とは


設 立
昭和29年(1954年)9月、元慶応病院耳鼻咽喉科部長林義雄先生と元東大病院の高藤次夫先生の指導と助言により、重原勇治氏が初代会長となって設立されました。
 

目的と運営
銀鈴会は、喉頭摘出手術を受けた者への発声技術を指導し、会員の社会復帰を促進することを目的に設立された団体で、主に会員の自主的なボランティアによって運営されています。
 
発声教室(東京都委託事業)
指導は食道発声を原則とし、新入会員は先ず初心クラスで練習を始め、上達するに伴って初級、中級、上級クラスへと昇格していきます。初心クラスはA、Bの2チームに分けマンツーマンに近い形できめ細かい指導をしており、毎回約200名が出席しています。
  
■ 開 催 場 所  東京都港区芝5-18-2 東京都障害者福祉会館

■ 開催日時間  毎週火・木・土曜日 午後1時~2時30分
   午前10時~11時30分(下表◎印)
   新入会員受付時間 発声教室開催日の12時~12時30分
  (当日新入会員に対し、入会の説明会(オリエンテーション)を行います。)

 

クラス チーム / 曜日 火曜日 木曜日 土曜日
初心クラス AB2チーム
初級クラス 1チーム

中級クラス

1チーム
上級クラス 1チーム  ◎ *午前中
ELクラス 1チーム
シャントクラス 1チーム × ○*第4週土曜日

* ELクラス 
 複雑で難しい手術を受けた人、あるいは高齢者・体力不足・病弱等の理由で食道発声が困難な人には電気式人工喉頭(エレクトロラリンクス・EL)による発声を勧め、その指導を行っています。

 

 

 

■ 国際協力(喉頭摘出者団体アジア連盟 AFLA)
昭和59年(1994年)喉摘者の発声リハビリが極度に遅れていたアジア諸国を積極的に援助協力するために、銀鈴会のリーダーシップで、国連IYDP本部の助言と支援を受けて、喉頭摘出者団体アジア連盟が設立されました。以来各国から研修生を招いて食道発声を指導し、また会からベテラン指導員を派遣して現地指導に当たるなどの努力を重ねた結果、各国にリハビリ団体が作られ、食道発声の普及が進むようになりました。

 

現在の加盟国は、バングラデッシュ・中国・香港・インド・インドネシア・日本・韓国・マレーシア・ネパール・パキスタン・フィリピン・シンガポール・台湾・タイの14ヶ国地域です。

 国連から10年に亘って助成金を受け、現在では”国連経済社会理事会と協賛資格を持つ非政府組織(NGO)”に認定されています。

 

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銀鈴会ミニ案内
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