第6回全国喉摘者発声大会


- この大会は、財団法人JKAによる「競輪公益資金」を受けて実施されました。 -



第6回全国喉摘者発声大会出場者

 

この大会は、財団法人JKAによる「競輪公益資金」を受けて実施されました。

 

平成22年11月13日(土)、第6回全国喉摘者発声大会は、厚生労働省後援により、NPO法人日喉連と(社)銀鈴会の共催で東京都新宿区の東医健保会館にて開催されました。

 

  開催に先立って、予め所属会員数によって出場者の枠が定められ、9月から10月に亘って全国の各ブロックで予選が行われ、食道発声の部から19名、ELの部から8名の方々が出場されました。
 
 大会は日喉連安藤理事の司会で、ご来賓の厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長の木倉敬之氏(代読・田口雅之氏)、内閣府 障がい者制度改革推進会議議長代理・日本障害者フォーラム幹事会議長の藤井克徳氏がご紹介され、お二人から心のこもったご祝辞をいただきました。引き続き日喉連の内田理事の司会で発声大会が進行されました。食道発声の部は課題曲「赤とんぼ」または「故郷の空」を1曲歌い、スピーチは4分以内、ELの部はスピーチのみ4分以内で発表し、それぞれが緊張しながらも時間を有効に使い高度な発声を披露されました。


  採点集計を待つ間に、神鈴会の喜多英征氏の気管食道ろう発声(シャント)や(財)阪喉会の山岸春雄氏の笛式人工喉頭(タピア)のデモンストレーション、すずらんの会のコーラスがあり、成績発表・表彰式は(社)銀鈴会秋元理事の司会で進行されました。
 
   審査委員長は国際医療福祉大学教授・(社)銀鈴会常任顧問の福田宏之先生、他7名の審査委員により厳正な採点がなされ、下記の方々が上位入賞されました。そして、3位までの方に金、銀、銅のメダルが、10位までの方々に楯が授与されました。
  予選を勝ち抜いた大会とあって実力伯仲でしたが、厚生労働大臣賞を受賞した名声会の百合草英次氏は、喉摘者とは思えないほど素晴らしい歌声で聴衆を魅了しました。また、ELの部でもいずれ劣らぬ大接戦で、高槻喉友会の中川嘉孝氏が優勝されました。
 
◆ 競技結果


 食道発声の部


  第1位 百合草英次(名声会)厚生労働大臣賞
  第2位 上條 光男(埼玉銀鈴会)
  第3位 隅谷 政紀((社)銀鈴会)
  第4位 金津  均((社)銀鈴会)
  第5位 木村  孝((社)銀鈴会)
  第6位 板谷 吉治((社)銀鈴会)
  第7位 奥村 正三(北九州創声会)
  第8位 川村二三男((社)銀鈴会)
  第9位 高橋 蓋山(名声会)
  第10位 西松 敏夫((財)阪喉会)
 
ELの部


  第1位 中川 嘉孝(高槻喉友会)
  第2位 飼鶴丸 隆(北九州創声会)
  第3位 角倉 孝夫((社)銀鈴会)