第16回NYVC


 

第16回NYVCは平成24年1月21日(土)、東京都障害者福祉会館に於いて開催されました。今年も例年のように入会して2年以内という規定の中で、出場者は抽選順に自由なテーマで持ち時間の3分間を有効に使って発表しました。当日は電車の事故や雨の中にちらほら雪が舞う空模様にもかかわらず、会場は満席となり熱気に包まれました。

 


 大会は太田監事の司会で進行し、審査委員長は東京大学名誉教授、(公社)銀鈴会特別常任顧問の廣瀬肇先生、副委員長に国際医療福祉大学教授、(公社)銀鈴会常任顧問の福田宏之先生、(公社)銀鈴会新美会長他、銀鈴会の顧問、役員により審査が行われ、発声の明瞭度、流暢さ、話の内容、態度などが採点されました。

 食道発声の部には17名の出場者のうち1名が欠席し16名となり(49歳~79歳)(単純喉摘8名、食道再建8名)、電気喉頭(EL)の部では5名が出場し、食道発声の中の4名が入会後僅か1年未満でした。厳正な審査の結果下記の方が上位入賞し、仕事に戻り毎日お客様と話をされているという高野氏が最優秀賞を受賞しました。
 廣瀬先生の講評の中に、「食道発声は、時折息継ぎの注入音が聞こえるので気を付けること、3分以内の短いスピーチなのでメモを見ないで話せるようにすること。ELは音漏れに気を付けること、語尾をパッと切ること、メリハリが悪く鼻にかかるのを注意すること」などなど、貴重なアドバイスがありました。

 

■ 食道発声の部
 第1位 最優秀賞 高野 正巳
 第2位 優秀賞 木元 英明
 第3位 優秀賞 竹内 康子
 第4位 佳良賞 武田 英昭
 第5位 佳良賞 矢野 義幸
 第6位 佳良賞 金田 慎一
 第7位 佳良賞 沼尻 良雄
 第8位 佳良賞 中川 健二
 第9位 佳良賞 関谷 俊彦
 第10位 佳良賞 盛郷 重光

 

■ ELの部
 第1位 優秀賞 渡部 和彦
 第2位 佳良賞 渡辺健次郎