日本食道学会学術集会で発表しました

銀鈴会会員の村本高史さんから、6月7日(金)に福岡国際会議場で行われた「日本食道学会学術集会」のパネルディスカッションの中で、頸部食道がん患者としての体験談や思いを特別発言の形で15分間発表してきた旨の連絡をいただきました。(下記原文のまま引用)


現在、がんに関する臨床研究では、各部位のがん研究ごとに、患者を参画させる動きが進みつつあります。

食道がんの専門医が集まる日本食道学会も同様で、今回、学術集会の会長となった九州がんセンター、藤也寸志(とう・やすし)院長から思いのこもった直接のご依頼を受け、参加に至ったものです。

 

当日は、同時に複数会場でプログラムが進行する中、医師の他、病院の相談支援部門に勤務される方など、60名ほどの参加がありました。

自らの体験や思いをお話する中、勤務先のサッポロビールの温かい風土に加え、同じ境遇の銀鈴会の皆さまの存在に勇気づけられたことなどをお話しました。

また、声を取り戻す過程を話す中で、現在は食道発声教室も食道再建者が半数近くを占めていること、以前は食道再建者は発声が難しいとされていたが決してそうではないことなどを、医療者にぜひ知ってほしいとお伝えしました。
 
患者の声を受け止めた上で医療が真の意味でさらに進歩し、一人でも多くの患者が心身両面で救われることで、よりよい社会になればよいと改めて思った一日でした。

下半期もご依頼を受けて各地にてお話申し上げる予定がいくつかあり、これからも自分にできることに真摯に取組んでまいります。

プログラム

パネルディスカッションの中から

発表の様子


日本食道学会学術集会 https://www.congre.co.jp/jes2019/program.html

 

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