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喉頭摘出者アジア連盟(AFLA)ネパール研修会
8月26日~9月5日まで喉頭摘出者アジア連盟(AFLA)の活動としてネパール研修会を実施した。
会場は首都カトマンズ市内のトリヴヴァン国立大学病院(TRIBHUVAN UNIVERSITY TEACTING HOSPITAL)で、院長はAFLAの常任委員をされているラケシ・プラサド・シルバスタ先生である。
ネパールの大学新卒の月収は1万円、中級家庭の月収が3~5万円、農民は、2千円~3千円とかでかなり貧しく研修会の呼びかけをしても、参加者が田舎から出てくる交通費も研修期間の滞在費(宿泊代、食事代など)も都合出来ないと言う事でAFLAがこれらの経費を負担しての研修会となった。
そのような人達だから限られた日数の中で何としても食道発声を覚えて生活の糧にしたいと言う意欲が満ち溢れた教室になった。
<研修会風景>7秒後に次の画像になります
朝9時半から午後1時過ぎまで10~20分の休憩以外は練習に明け暮れた。ネパール語が分からないし相手も日本語は分からないので、雑談が出来ず、時間いっぱいひたすら発声練習に精を出したので教室が終わると疲れた。
最終日に、全員の感想文を貰って帰って来たが、我々に感謝する内容がほとんどで、また来てほしい、また先生方に習いたい、今度来た時に誉めてもらえるように毎日一生懸命練習します、などなど、、、。疲れが吹き飛び来て良かったと思える瞬間である。
ネパールは、北海道の1.8倍ぐらいの面積に2,700万人が住んでいる。交通は、鉄道はインドとの国境近くに僅か30キロにも満たない小さな鉄道があるだけで国民の足は車とバイクである。(右上写真)
カトマンズ市内のメイン道路の通勤ラッシュはもの凄く、やたら多い車の波にそれに勝る数のバイクが縦横無尽に走っていて車線変更、割り込みは当たり前で右左折禁示もなく大きな交差点も信号が無く、おまけにそんな道路を歩行者がどこからでも横断してくるので、乗っているだけで気持ちが悪くなった。カーレースみたいで日本の免許証では走れそうにない。
街はレンガを積み立てた建築が主で、昨年の大地震で崩れてしまった建物があちこちに見られた。世界遺産なども大きく崩れており、建物はつっかえ棒で支え瓦の落ちた屋根には雑草が生えるなどして修復作業が行われていた。(右下写真)
空気が乾燥していて日中の最高気温は日本と同じくらいだったが涼しく感じ、朝晩は冷え込むので、ホテルのエアコンはずっとOFFにしていた。
水が怖いので生ものには一切手を付けられず、野菜不足になった。
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