AFLA(喉頭摘出者団体アジア連盟)報告
第27回運営委員会・第25回臨時総会開催
タイ、バンコク2017年11月20日~11月22日
参 加 者:松山会長・太田専務・白川監事・栃木指導員
開 催 国:タイ
実施場所:バンコクのシリラート病院・チャルムプラキアートビル1階
参 加 国:台湾・香港・マレーシア・北インド・南インド・フィリピン・日本・ベトナム(特別参加)
運営委員会:総会の内容
11月20日:(1日目)常任委員会(AFLA松山会長挨拶、議案確認、その他各国の医師による講演会。
日本は廣瀬先生の「食道発声」ビデオプレゼンテーションを披露。
11月21日:(2日目)開会式・司会進行太田専務
各国全員の自己紹介、AFLA松山会長挨拶、重原賞の授与
・団体賞:タイ喉摘協会
・個人賞:インド:Dr.Brij Abrol
常任委員会開催国の承認、総会経費の見直し、AFLA活動向上のための意見交換、
各国の活動報告と討議、最後に次回開催国(香港)常任委員からのご挨拶。
2014年の第24回AFLA総会時に、次回から3年ごとに総会を実施し、その総会実施年に開催国にて研修会を行うことが決定された。今回はそれに基づき、総会に先立って喉摘者の研修会も実施された。(別に記載)
2日間で常任委員会と総会と研修会は大変過密なスケジュールであったが、主催国タイのチーラスーク医師のおかげで計画通り実行できた。
(1)バンコクの食道発声研修会
期 日 2017年11月20日(2時間)
場 所 タイ・バンコク
会 場 シリラート病院のチャルムプラキアートビル1階
研修目的 食道発声指導(初心・上級)
派遣講師 松山会長・太田専務・白川監事・栃木指導員
参 加 者 初心者5名、上級者8名
◇研修内容
第27回AFLA常任委員会を午後に控えて、午前中の2時間のみを初心者(5名)および上級者(8名)に分けて指導実施。
初心者:全く声の出ない女性と誤発声者の計2名を「お茶のみ法」で指導。3名は3~5音の発声可能。
上級者:スムーズな発声をする為の日々の練習方法として、吸引法による腹式呼吸と連続発声に力を入れて練習。
(2)ホーチミンの食道発声研修会
期 日 2017年11月24~25日
場 所 ベトナム・ホーチミン
会 場 Ung Buou Cancer 病院の大ルームと小ルーム
研修目的 喉摘者アジア連盟(AFLA)の加盟を促すための研修
派遣講師 廣瀬顧問・松山会長・太田専務・白川監事・栃木指導員
参 加 者 喉頭摘出者22名、言語聴覚士3名、通訳3名
◇研修内容
AFLAの代表国として日本の銀鈴会はベトナム・ホーチミンの病院にAFLAの加盟を呼びかけ、また「喉摘会」を作ることを
目的に喉摘者を集めて食道発声の研修会を開催。AFLA顧問の廣瀬先生にも同行いただき英語による講演会、医師やSTとの
懇談会を開催。
研修会:全員が食道発声未経験者なのでクラス分けは出来ず参加者を等分に3クラスに分けてそれぞれに原音獲得練習から
スタート。
◇研修成果
2日間の短い研修会であったが全く声が出なかった会員が4名を残し声が出るようになっていた。