日経新聞に掲載されました

日経新聞の夕刊 「モノごころヒト語り」と言う記事が、12月16日に掲載されました。

電子版は、 こちらです。

 

電気式人工喉頭(EL)の紹介の記事に指導員の領家宣雄さんが取材されましたので一部ご紹介します。

 

声帯を含む喉頭を摘出し発声機能を失った人たちでつくる銀鈴会は週3日、当事者が講師となり、再び声を出すための講習会を開いている。

会員の領家宣雄さん(73)は2014年9月に喉頭がんの手術を受け、声を失った。意志を伝えられずイライラし、筆談ももどかしかった。15年1月に入会し8カ月の訓練で指導者になるための昇級試験に合格。今では新たに声を失った人を積極的に指導している。

ELにはスイッチを押すだけのタイプとスライド式スイッチを上下に操作して声に抑揚をつけられるタイプがある。開発のきっかけは、北海道の工業試験場と北海道大学が共同で進めていた抑揚を制御できる人工喉頭の研究成果の発表会。聴講していた企業関係者が関心を持ち1992年、産官学連携での製品開発が始まった。

それまでは海外製しかなく、声の不自然さや故障対応に時間がかかる不便さがあった。

98年に国産初のELを開発。呼気で抑揚が付けられる世界初の製品でもあった。その後も音質の改良を重ね、より自然な声に近く、さらに自分の指で抑揚をコントロールできる機器も開発されている。

銀鈴会を含む56団体が全国148カ所の教室で声をよみがえらせる貴重な活動を続けてい 

                る。(一部抜粋)

 

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