シャント発声者交流会開催


 
第一回 東日本ブロック『シャント発声者交流会』開催

 

去る11月9日(木)三田『東京都障害者福祉会館』において、日本喉摘者団体連合会(以下「日喉連」)東日本ブロック主催のシャント発声者交流会が1都8県11団体から団体長を含め27名が参加し開催されました。


日喉連は、食道発声の団体と思われがちですが、現在では電気式人工喉頭発声(EL発声)指導に加え、医療技術の進歩によるシャント発声者の増加に合わせ、シャント発声の指導にも取り組んでいます。
本交流会は、シャント発声の訓練士養成と指導マニュアルを整備することを目的に開催しました。
日候連・松山会長からの交流会発足の趣旨説明に続いて、秋元東日本ブロック長より開会の挨拶がありました。
引き続き各団体より、シャント発声の現状と今後の取り組みなどについて発表がありました。団体によっては、シャント発声者は不在だが、将来の為に学んでおきたいと言う団体もありました。シャント発声に関する評価方法、指導方法は、どうあるべきか等、活発な意見が出され、多くの課題が明確になり、今後も引き続き上質な支援活動を築く為に、前進させる事で合意されました。


松山会長からは以下の提案がありました。
➀食道発声、EL発声、シャント発声についての善し悪しは判断しないで欲しい。
②どの発声方法を選択するかは本人であり、我々はその為の最大限の情報提供を行いたい。
③発声教室では、発声練習だけにこだわることなく、2~3ケ月に一回程度は会員相互の親睦を深める場を加えるなどで楽しい教室作りを実現して欲しい。
次回開催は、来年の5、6月頃に当会館で実施することで了承されました。
閉会に当たって秋元東日本ブロック長より、各団体との情報交換を通じて会員の立場に立った、より質の高い指導方法を目指してもらいたい旨の挨拶がありました。


*東日本ブロック11団体:茨城甦声会、栃木県喉摘会、群鈴会、埼玉銀鈴会、京葉喉友会、神奈川銀鈴会、横浜市港笛会、山梨県喉会、長野県信鈴会、新潟県美鈴会、(公社)銀鈴会

 

 

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